「月音町商店街の夜」というイベントに参加した2010年8月21日。
筑西市のカフェ『太陽と月の珈琲』さん主催のイベントが行なわれました。
初めての個展「月を食べる道具」を見にきてくださり、作品を気に入っていただけて
そして、このイベントに誘っていただいた。
その日、誕生日だったという事や、ほぼ日の最終審査発表の前日だった事、
そして、そこで偶然知り合った方とのお付き合いも続いており、その日の事を、朝から一日、
出合った人との会話の内容、考えていた事や、風景、気分や匂いまでをとてもよく覚えている。
が、それ以降、お世話になった「太陽と月の珈琲」のオーナー小山さん夫妻とは
なんともなしに疎遠になってしまっていた。
風の噂に「太陽と月の珈琲」さんはつくばに引越ししたらしいよ。。。
そんな噂を耳にしてしばらく昨年11月、突然の連絡をいただいた。
「佐々倉さんに、お店の看板をつくっていただきたいのですが。。。」
引っ越したという噂と現実が合体。
お電話をいただいたのが、出先だったため、その帰りにすぐにつくばのお店に向かう事ができた。
そこでは、既にお店があり営業もしていました。
お店の外装や内装は、古い家を店主の小山さん自らがセンス良く改装してあり、
長い間営業している落ち着いたお店の様に思えた。
そして、お店の引越しの話や、今回の看板をつくろうと考えた経緯、そして小山さん夫妻の近況等
お聞きしながら、美味しいラテをいただきました。
とはいえ、もうここへ来る前に私の中では、既に看板の構想が固まっていました。
それは、お店の新しい名前「旅人のコーヒー」という名前から。
話の中で私は、本当にそのイメージで間違いないか、お店の雰囲気や、小山さん夫妻の想いとあっているか、を確認していました。
「旅」 「旅人」 「カフェ」 「コーヒー」。。。。
すぐに頭に浮かんだ、映画「バクダットカフェ」と、
キャンピングトレーラーのエアーストリーム。
看板は看板というだけあって板状のものが多い。
大きければ大きいほど目立つし、文字も大きければ大きいほど目立つ。
だけれど、もっと塊感のある看板、小さくても存在感のある看板があっていい。
大きい声を張り上げるより、小声で話をしていると、なに?なに?と人は耳をかたむけたくなる
そんな看板。
小脇に抱えて旅ができそうな竹の弁当かごの様なサイズです。
ステンレスの鏡面に映し出される人や風景が窓となって
小山さん夫妻の新しい旅が始まりました。
つくば方面へお出かけの際は是非、「旅人のコーヒー」さんで美味しいコーヒーを。
http://r.goope.jp/camino-coffee
素材: ステンレス 真鍮
2012.1.7
すてきな看板ですね。
返信削除看板から小さい声が聞こえてきそう。
次に行ったら耳を近づけて聞いてみます。
トボtさん、ありがとうございます。
返信削除今年は、つくば率が高くなりそうです。
どうぞ宜しくお願いします。
佐々倉、やりようね。
返信削除文章が増えたがもええね。
たまに見ようぜ。
またな。
じゅんぼうさん。
返信削除書き込みしてくれたがやねぇ。。。
見てくれようがやねぇ。。。
うれしいちや。
ありがとう。